ポジティブな気持ちで痛みがなくなる心理 カラダにも影響あり
ポジティブな気持ち(マインド)を持つことは大事です。
しかし、一方で、
「ポジティブに考えよう」と言われても、
無理にポジティブに考えるとストレスになるという方もいらっしゃるでしょう。
なんでもかんでも、
ポジティブに考えることはどうかと思いますが、
ポジティブを上手に利用することは大事なようです。
南デンマーク大学の
理学療法准教授の
ヴェグター氏によって発表された研究によると、
ポジティブな言葉は「痛み」や「しんどさ」への耐性を強くするというのです。
この実験では、被験者を次の3つのグループに分けました。
1.ポジティブな言葉を使って、実験内容を説明されるグループ
2.ネガティブな言葉を使って、実験内容を説明されるグループ
3.中立的な言葉で実験内容を説明されるグループ。
この実験では、
1.グループは大腿筋の耐性が22%アップしました。
2.のグループは耐性が4%ダウンするだけでなく、
痛みも強く感じることが判明したといいます。
説明する際に使用した言葉が、
ポジティブかネガティブかで、
体験する方は気持ちが変わり、
体や痛覚にも影響が出てきてしまうのです。
たしかに、私たちが何かを初めてするとき、
インストラクターから、
「君ならできる」とか「すごい上手だね」など、
ポジティブに説明を受けるのと、
「やめたほうがいいよ」など、
ネガティブに説明を受けるのとでは、
やる気(モチベーション)が変わると思います。
これは、決して感覚的なものではなく、
実際に結果を左右することにもつながってくるのですから、
言葉の力というのは無視できません。
自分が何かやるときに、
「疲れたな」と感じたら、
「一生懸命やった」。
「これは難しい」と感じたら、
「やりがいがあるな」というように、
都合よくかんがえてみるといいようです。
気になる人は、
自分にとってプラスになる言葉に変えてみることで、
耐性や感覚が変わってくると思います。
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