なにげない日常の中での一言を変えるだけで、
人に好かれやすくなることがあるようなのです。
それは、言葉を変える、
「コード・スイッチング」
という方法です。
コードというのは、
「言葉」を指しています。
つまり、
言葉をスイッチング(交換)することが、
コード・スイッチングというのですが、
意図的に変えることで、
相手に好印象をあたえることができるようです。
では、
人に好かれやすくなる言葉としては、
タメ口を効果的に差し込んでいくことなのです。
一般的には、
目上の人や少し距離感がある人に対して、
タメ口を使うというのは、
評価が下がったり嫌われたりすると思います。
しかし、あるポイントを押さえれば、
好意的に受け止められるようになるようなのです。
明治大学の研究では、
上司と部下が会話をするVTRを作成して、
それを第三者に見てもらい、どのような評価をするのかという実験を行いました。
部下が上司と話をする際に、
1.すべてタメ口で話すパターン
2.すべて敬語で話すパターン
3.一部タメ口で話すパターン
の3つのVTRを作り、第三者に10段階で評価してもらいました。
その結果、
もっとも親しみを持ったと答えたケースが、
3の一部をタメ口で話すVTRでした。
第三者の評価は、
3が59.5%、2が40.5%、1は0%でした。
それでは、
「一部をタメ口」にするとは、
どこまでをタメ口にしたのかが気になります。
3のケースでは、
部下が
「かっこいい!」「センスがいい!」「うれしい!」という具合に、
自分の感情や感想などを口にするときだけ、タメ口を使うように作成しました。
普通なら、
「~ですね」や「~と思います」といった言葉遣いになりそうなところですが、
あえてタメ口のニュアンスに変えるコード・スイッチングを行ったのです。
正直な言葉や素の言葉など、
着飾らない言葉というのは、相手にとっても、そして周りにいる人に対しても好意的な反応を示すケースが多いようで、
その分かりやすい言葉が、タメ口なのです。
目上の人や仲良くなりたい人などと、
距離感を縮めたいときは、
自分の感情や感想はタメ口で伝えてみるといいようです。
気になる方は、
着飾らない言葉を会話の中で、
うまく使ってみてはいかがでしょうか。
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