アイコンタクトの心理 目は口ほどにものをいう
仕事のときだけでなく、
スポーツをやっているときなどでも、
アイコンタクトは、
「目だけで意思を伝える」といった効果をもっています。
アメリカのオックスフォード大学のマイケル・アーガイル氏は、
アイコンタクトについて、
「5種類の視線量を比較したとき、
人の評価はどう変わるか」
という研究をおこないました。
この実験では、被験者に、
異性と会話してもらいながら、
5つの異なる視線パターンを行うように指示しました。
その視線は、
「相手の目を見る」
「相手の目を見ない」
「相手の目を見たまま、ほほ笑む(直視)」
「相手の目を見ながら、ほほ笑む」
「相手の目を見たまま、ほほ笑まない」
の5パターンです。
その後、
相手の印象について尋ねたところ、
視線量が多いほど、
他者からの好感度が上昇することが明らかになりました。
その一方で、
絶えず注視していると、
好感度が下がってしまうことも確認されたといいます。
たしかに、
ずっと見つめられると恐怖や不安を感じてしまうという人も多いのではないでしょうか。
アーガイル氏によれば、
見つめすぎるのは逆に不自然で、
自然なアイコンタクトとは、会話全体の7~8割で、
3~10秒ごとに視線を外すのが効果的だと指摘しています。
意図的に視線を外すことも、
相手に安心感や好意を与えることになるようです。
もちろん、
相手の目を見なければ、好印象につながりません。
どうしても相手の目を見ることに不安を覚えてしまうなら、相手を直視しない代わりに、
笑顔を意識して、話してみるといいようです。
こういったことで、
視線やアイコンタクトは、信頼性や好意と深くかかわっているのです。
相手の目を見て話すだけで、
与える印象が向上するということなのです。
目を見て話すのが苦手な方は、
まずはささいな場面から、
相手の目を見る習慣をつけてみてはいかがでしょうか。
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