努力するルールは少しゆるめにしたほうがいい心理 どうにでもなれ効果
2024年の
目標などを立てるときには、
あまりルールを厳しくしないほうがうまくいくようです。
カナダのトロント大学のジェネット・ボリヴィ氏は、
ダイエットについて研究していました。
ダイエットの心理的な実験ですが、
ダイエット中の人に体重計に乗ってもらい、
体重を確認するというシンプルな実験です。
その、体重計には実際よりも、
2kg重く体重が表示されるという工夫が施されていました。
その体重を見たダイエット中の人は、
ダイエットを頑張ろうと思うよりも、
逆にやけ食いに走ってしまったという結果になりました。
本来の目的とは真逆のことをしてしまうという、
この現象を、
心理学では、
『どうにでもなれ効果』
(The What-The-Hell Effect)
というそうです。
目標に向けて、
必死に我慢していたのに、ちょっとルールを破っただけで、とたんにすべての努力を放棄してしまうことがあります。
これが。
「どうにでもなれ効果」です。
せっかくの努力を水の泡にしてしまうのです。
「資格試験のために、毎晩勉強をする」という目標を立てても、
たまには勉強ができない日だってあるわけです。
体調が悪かったり、風邪をひいてしまったりする日もあるでしょう。
そんなとき、
例外をあらかじめ許容しておかないと、努力それ自体をやめてしまう可能性があるのです。
ですので、あらかじめ例外をいくつかつくぅておいて、
あまり厳密にルールに縛られないようにしておくことが大切です。
ダイエット中でも、たまにはおいしいアイスクリームを食べたくなる日もあるでしょうし、
焼き肉を食べたくなる日もあります。
普通だったら、だれだってそうですので、
厳密にルールを守らなくてもいいのです。
努力を継続するためには、
あらかじめうまくできない日があることも予想しておきましょう。
そういう想定をしておけば
ルール通りにいかなくともまったく気にならなくなります。
目標を立てたとしても、
あまり、
厳しくルールを決めないようにしてみてはいかがでしょうか。
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