ジンクスで変わる心理 大谷翔平選手が実力を出せた
やるつもりはあるのに、うまくいくかどうかが不安で、
なかなか行動を起こせない、という方も多いと思います。
不安が多いので、どうしようか迷ってしまう。
結果として、意味もなく時間をつぶしてしまうことになりかねません。
そこで、
なるべく、すぐに行動できるようになるためには、
ジンクスを持つといいようです。
ジンクスを使うというやり方は、プロのスポーツ選手も利用しています。
オランダのエラスムス・ロッテルダム大学のマイケラ・シッパーズ氏は、
サッカー、バレーボール、アイスホッケーのトップ選手197人を対象にして、
「大切な試合前に、何らかのジンクス行動をとっていますか」という質問をしました。
すると、
80.3%が「ジンクス行動」をとっていることがわかったのです。
そこで、
シッパーズ氏はどんなときにジンクスに頼りたくなるのかも、たずねてみました。
「相手が格上」のときにその気持ちが強まることも判明しました。
相手が格上のときには、いつも以上に不安が高まりますから、
こんなときにはジンクスが有効なようです。
ジンクスというのは、迷信のような行動ですから、
科学的な根拠があるわけではありません。
この研究では、一番多いジンクス行動は、
「何か特別なものを食べる」でした。
197人中66人が、このジンクスを持っていたそうです。
2023年、
米専門誌「ベースボール・アメリカ」の年間最優秀選手に選出された
大谷翔平選手は、
「手袋のジンクス」を見せてくれました。
2023年5月の試合で、
大谷選手の手に注目すると、いつも着用している
「白い手袋」ではなく、
手の甲が
「赤い手袋」をして打席に立ちました。
すると、3ボール0ストライクから4球目のストレートをとらえて、
弾丸ライナーでライト前へ。
球速度約176キロの鋭い当たりで、
13打席ぶりとなるヒットを打ったのでした。
ネットでは、
「大谷のヒットは、手袋変えた効果かな」
といったコメントが多数でていました。
ジンクスとして、
なにかの行動をして、
「さあ、これで自分は大丈夫だ」
と思い込むことができて、
心理的な不安などを打ち消すことができればいいと思います。
気になる方は、
自分なりのジンクスを持ってみてはいかがでしょうか。
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