小さな失敗の積み重ねやコンプレックス、
育った環境などが原因で自分を否定してしまうなど、
さまざまな理由で自分を好きになれない人も多いと思います。
それでも、
『自分を好きになる』
ようにするといいこと(メリット)があるようなのです。
割れ窓理論というものがあります。
これは、
ブロークンウインドウ理論ともいって、
小さな不正を徹底的に正すことで、大きな不正を防ぐことができる、
という環境犯罪学の理論です。
具体的には、
「心理を利用して、犯罪や風紀の乱れを早い段階で抑止できる」
という理論です。
建物の窓が壊れているのに、
直さずにそのままの状態で放置しておくと、
それが、だれも壊れていることに注意を払っていないと思い、
やがて、他の窓も誰かが、すべて壊してしまうというものです。
この割れ窓理論は、
スマホのアップルの創業者である、
スティーブ・ジョブズ氏も活用していたといわれます。
しばらくアップルを離れていた彼が、職場に戻ってきたとき、
優秀な人材が多くいたものの、まるで一体感がなかったといいます。
そこで、ジョブズは、まず乱れた社内環境を見直すべく、
社内に規定を作り、小さなことから徹底的に指導したといいます。
そのおかげで、社内の雰囲気が一気によくなり、
そのおかげで、現在の有名なアップルがあるといわれています。
これと同じことが、人に対しても起こるのです。
「自分を大切にしている人」
を粗末に扱うのは抵抗があります。
しかし、
「自分で自分を粗末に扱っている人」
には、
こちらも同じように粗末に扱ってもいいような気がしてきます。
身なりのきちんとした人には思わず敬語を使いたくなりますが、
身なりにあまりに無頓着な人にはその気はなかなか起こりません。
つまり、
ほかの人から大切に扱われるようにするには、
そして、
周囲の人と良好な人間関係を築くためには、
まずは、
「自分で自分を大切にする必要」
があるのです。
このことで、
すぐに自分を好きになれる訳ではないとおもいます。
時間や根気が必要になりますが、
気になった方は、
できるところから変えていってみてはいかがでしょうか。
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