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末っ子はリスクを取りやすい心理 ノーベル賞に向いている性格

ノーベル賞の発表が、
10月2日から始まっています。

兄弟姉妹は、
生まれた順によって人間の特徴が出てくる傾向があるそうですが、
ノーベル賞にもそのことが影響しているようです。


アメリカロード・アイランド・カレッジのロジャー・クラーク氏は、
197名のノーベル賞受賞者の出生順位を調べて、物理学、化学、経済学、医学の受賞者には長男と長女が多く、文学と平和の受賞者には末っ子が多いことを突き止めました。

しっかりした、長男と長女は、
研究するときにも簡単に諦めたりしませんし、投げ出したりもしません。

コツコツと同じ研究にずっと取り組むことができることが、
ノーベル賞受賞につながるのでしょう。

その点、
末っ子のほうは、わりとのびのびと育てられるので、
そのぶん自由な発想ができるような大人になり、
そのことが文学賞や平和賞の受賞につながるのかもしれません。


長男と長女が、どちらかというと保守的で、あまり危険を冒さないタイプに成長するのに対して、
末っ子のほうは逆にリスク・テイカーとして成長していくようです。

カリフォルニア大学バークレー校のフランク・サロウェイ氏の研究によると、
末っ子は、長男・長女に比べて、
1.48倍もリスクの高いスポーツを好むそうです。

ラグビーやアメフトなど、激しいぶつかり合いを好むのが末っ子で、
長男と長女は、水泳ですとかゴルフですとか、あまりケガをしないスポーツを選ぶ傾向があるようです。


リスクをとるのがよいのか、
それともリスクを避けたほうがいいのかは状況によります。

どちらのほうがよい、というわけではなく、
ただ、「そういう事実がある」ということです。

もし自分が兄妹の下の人は、「リスク・テイカーになりやすい」という事実を知ると、
なるほど、だから私は小さな頃から、危なっかしいことばかりやっていたのか
ということに納得できるかもしれません。


兄弟の出生順位に関しては、自分ではどうにもならないことなので、
それは、受け入れるしかありません。

自分が長男であるとか、末っ子であるということに、
向いている適性や適職というものがあると思います。

そういうものを探してみると、
少しラクな人生になるかもしれません。

自分にあった仕事や生活の仕方などについて、
少しでも役立てることができるのではないでしょうか。


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