思い込みの心理 エルヴィス・プレスリーの光と影
「思い込み」によって、
人は健康にも不健康にもなるようです。
「病は気から」という言葉があります。
意味は、
「病気は気持ちしだいで、良くもなれば悪くもなる」というものです。
お腹が痛かったけど、
友達と遊んでいたらいつのまにか治っていた。
など、経験がある方もいらっしゃるでしょう。
ストレス性胃炎などの病気もあるので、
実際にあることだとは思いますが、
本当なのだろうかと疑問に思う方もいらっしゃると思います。
「キング・オブ・ロックンロール」といわれたロック歌手、
エルビス・プレスリー(Elvis Presley)。
『エルヴィス』(Elvis)は、2022年に公開されたアメリカの伝記映画で、
エルヴィス・プレスリーの生涯を描いて人気になりました。
監獄ロック(ジェイルハウスロック)やハウンド・ドッグなどがヒット曲として有名です。
ロック歌手の
エルビス・プレスリーは、お母さんが大好きでした。
そのお母さんはというと、
46歳という若さで亡くなってしまったのですが、そのためでしょうか、
エルビス自身も
「私は早く死ぬだろう」
とおびえ続けていたそうです。
結局、彼は42歳のときに心臓発作で突然死してしまいました。
「40代での死」も「死因」も大好きなお母さんとまったく同じでした。
プレスリーが突然死したのは、単なる偶然ではないかもしれません。
もし、自分も早死にするだろうなどと思い込んでいなかったら、
もっと長生きできたかもしれません。
こうした、
「思い込み」のバイアスは、
よい方向に働く場合もあります。
有名な、プラシーボ効果というものがあります。
病気に効くという薬が、
ただ砂糖を丸めたものにすぎなくても、有意に実際に症状が改善されます。
「これを飲めば絶対に自分はよくなる」と信じて薬を飲んだり治療をうければ、
その効果がより増すことが、統計的に確かめられているのです。
私たちの身の回りでは、
毎日様々なことが起きて、それを私たちは受け止めています。
その受け止め方が大切です。
「コップの中の半分の水」という話があります。
コップの中には半分の水が入っています。
「まだ、半分も残っている」と思うか、それとも
「もう、半分しか残っていない」と思うか。
どちらも同じことが起きていますが、
一方は幸福を感じて、
一方は不幸を感じてストレスを溜めています。
しあわせは、与えられるものではなく、
自分自身で選択するものなのです。
心の持ちよう一つで、不幸にも幸福にもなります。
しあわせな方を選ぶことで、
体も健康になっていくことができるようです。
できるだけ、
しあわせな方を選んでみてはいかがでしょうか。
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