人と話をするときは、なるべく話を簡潔にすると、
良い印象が残り、
だれからも好まれるようです。
話が長いと、「くどさ」とか「しつこさ」を感じてしまい、
だれからも嫌われる場合が多いようです。
アメリカ、フロリダ州のジャクソンヴィル州立大学のステファン・ビゴッド博士は、
150字のメッセージをだらだらと伝えるよりも、
50ずつ、3つのパラグラフに分けて説明したほうが、
人の注意をひきやすいことを実験で確認しています。
また、
相手にいい印象を残すには、
話を切り上げるタイミングとして、大いに盛り上がっているときです。
もっとおしゃべりしたい気持ちが高まっていて、
「このままお別れするのは名残惜しい」という気分のときが、
お別れするのに最高のタイミングのようです。
イタリアのサン・ラファエレ生命健康大学のモッテルリーニ教授によると、
最後の印象で、すべての印象が決まってしまうとコメントしています。
たとえば、次のようなふたつのレコードがありました。
レコードA、
最初の5分は雑音が混じっていて、残りの15分は問題なく聞ける
レコードB、
最初の15分は問題なく聞けて、最後の5分間には雑音が混じっている
このような選択をさせると、大半の人はレコードAを選ぶそうです。
なぜなら、最後の最後で雑音が混じったりすると、
不快な気分のままでレコードを聞き終えることになるからです。
これを心理学では、
「ピーク・エンドの法則」といいます。
何事も最後がとても重要ですので、
最後がダメだと、すべてが台なしになってしまうという法則です。
会話が盛り上がっているときにお別れするのは、
ピーク・エンドの法則を利用したテクニックです。
それまでの会話がどんなにつまらなくとも、
相手が笑ってくれたところでお別れすれば、それなりにいい印象が残せるのです。
夏の花火大会などでもそうですが、
最後の最後に、豪勢な花火を連続して打ち上げると、
観衆は大満足して家路についてくれます。
会話でも同じように、
最後に面白い話を集中させて、盛り上げてから帰るようにすると好印象になります。
いい印象を相手に残したいなと思われるかたは、
上手に利用してしてみてはいかがでしょうか。
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