初対面の人と会話が続かない、
なぜか気まずい空気が流れてしまうという方が多いと思います。
もっと相手と打ち解けることができればいいのだけれど、と思いますが、
真面目な人ほど話すと固くなってしまい、コミュニケーションが表面的になりがちです。
どうすれば、相手と打ち解けることができるのでしょうか。
心理学では、
「相手を楽しい気持ちにさせること」が重要なようです。
プライベートな話題などは、
「相手が楽しい気持ちになったとき」に話すといいようです。
相手と打ち解けるには、趣味や休日の過ごし方などの、プライベートな話題を話してみるのがいいでしょう。
しかし、このような話題を出すのは、いつでもいいわけではないようです。
「相手が話したい」と思ったタイミングで切り出すのが効果的です。
では、相手はどんな時に、
「プライベートな話題を話したい」と思うのでしょうか。
この実験では、
12人の大学生をA・B・C、3つのグループに分けました。
グループAにはコメディー映画、
グループBには美しい自然のドキュメンタリー番組、
グループCにはゴルフのレッスンビデオの映像を、
それぞれ10分間見せるという実験を行いました。
その後、
映像を見終わった学生たちにさまざまな話題を提示して、
その中から
「今自分が話したい話題」を5つ選んでもらいました。
その結果、
コメディー映画を見て「楽しい気持ち」になっているグループAの学生たちが、
もっとも多くプライベートな話題を選んだのです。
美しい自然のドキュメンタリー番組を見た、
グループBの学生たちは、プライベートな話題をあまり選ばなかったことです。
自分自身の話をしたくなるためには「心地よい気持ち」ではなく、
「楽しい気持ち」になる必要があることが分かったのです。
話し相手を、飲み会やランチに誘うことはよくあると思います。
ところが、
美味しい食事を食べてもらうだけでは「心地よい気持ち」にはなりますが
「楽しい気持ち」にはなりません。
相手が、
「楽しい気持ち」になって、打ち解けてくれるためには、
こちらが盛り上げたり、面白い話をしたりといった努力をする必要があるようです。
せっかくの食事の機会などを、最大限に活用するには、
相手を「楽しい気持ち」にさせることが大事なようです。
相手と打ち解けるためには、
ちょっとした会話のコツを知っていると、楽に仲よくなれそうです。
気になる方は、少し意識してお話をしてみてはいかがでしょうか。
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