ふだんの生活の中で、
笑うことはたまにあると思いますが、
笑うことや笑顔でいることは、
思っている以上に健康にもいいそうです。
面白いことなど何もなくても、笑顔を作っていると、どうなるのでしょうか。
私たちは頭の中で、
「きっと面白いことがあったに違いない」と錯覚するのです。
そして、ドーパミンやエンドルフィンなどの快楽物質をどんどん分泌し始めるのです。
そのため、うそでも笑顔を作っていると、本当に楽しい気持ちになってきてしまうのです。
これを心理学では、
「フェイシャル・フィードバック効果」と呼んでいます。
笑っていれば楽しくなれるし、怒っていると、不愉快な気持ちになってしまうのです。
アメリカのイリノイ大学のマヤ・タミール氏は、
「人間が、ポスター(自然の風景や滝など)を見ているときの生理反応を調べたい」
といううそをついて、
顔に2つの電極をつけさせてもらいながら、ポスターを評価してもらうという実験をおこないました。
実際には、生理反応など調べていないのでした。
あるグループには、両頬に電極をつけて、筋肉に力を入れてもらったのです。
こうすると、口角が上がって気づかないうちに笑顔になるのです。
こちらのグループは笑顔のグループです。
もうひとつのグループでは、両眉に2つの電極をつけて、
眉周辺の筋肉の力をいれてもらいました。
すると眉間にシワが寄って、しかめっ面になるのです。
こちらのグループはしかめっ面のグループです。
それからまったく同じポスターを見せて感想を言ってもらったのですが、
笑顔のグループからはポジティブな感想ばかりが出されました。
逆に、しかめっ面のグループからは、悪い点ばかりの感想でした。
私たちは、たとえうその笑顔でも、とにかく笑顔を作っていれば、
気持ちもポジティブになっていき、
ポジティブなことばかり口に出すことをこの実験はしめしているのです。
この方法は、陰気な性格の人にも効果的です。
落ち込んでネガティブな気持ちになっている人には、
とにかく笑顔を作らせましょう。
多くの人は、ポジティブな気分になれるはずです。
もし、
普段から笑顔がないなと思われた方は、
笑顔をつくってみるといいことがあるかもしれません。
気になる方は、
少しためしてみてはいかがでしょうか。
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