真ん中を選んでしまう心理 自然にそうなる ゴルディロックス効果
ふだん、
ファミリーレストランのお昼ご飯に行って、
ランチのお値段が、Aランチ:1000円、
Bランチ500円、Cランチ380円であれば,
多くの人がBランチ500円を選ぶことが多いと思います。
日常の生活の中では、
3つの選択肢があったら
「とりあえず無難な真ん中を選ぶ」と思います。
たとえば、1番安いものを選択したら、
「極端にまずかったらどうしよう」「極端にひどいものだったらどうしよう」と思い、
また「貧乏と思われたくない」とも思ってしまいます。
逆に1番高いものを選ぶと、
「こんな高いのに失敗したらどうしよう」と思うでしょう。
このように人は極端なものを避けようと思ってしまいます。
このため、
真ん中だったら丁度いいんじゃないかと感じて、
真ん中を選ぶのです。
このことを、
『ゴルディロックス効果』
といいます。
ゴルディロックス効果という名前は、
『3匹の熊(Goldilocks and the Three Bears)』
というイギリスの童話が由来となっています。
物語の中でゴルディロックスという少女が、
3匹の熊が住む家に入り、お粥やベッドを選びます。
ゴルディロックスはその時、
熱すぎず冷たすぎずちょうど良い温度のお粥を飲み、
硬すぎず柔らかすぎないちょうど良いベッドで寝てしまうのです。
この童話から、
「ゴルディロックス=ちょうど良い」というイメージが定着し、
いろんな分野で使われるようになりました。
そして、
心理学では、人はちょうど良いと感じたものを選ぶ傾向があることから、
この童謡の少女の名前から
「ゴルディロックス効果」と呼ばれています。
また、
この心理効果について、
日本ではむかしから、
「松竹梅の法則」
と呼ばれています。
確かに、
同じような製品で価格が違うものを買うときは、
安いと怖いし、
高いものは失敗したときのショックが大きくなるので、
つい値段が真ん中のものを選んでしまいます。
このことを、
頭の片隅に置いておくと、
なにかの役に立つのではないでしょうか。
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