大雨でも自分は大丈夫と思う心理 正常性バイアス
8月になって、
新潟県 山形県中心に、記録的な大雨となっています。
線状降水帯が発生して、
大雨の予報が出ているときに、
「川を見に行く」といって外出して、
川や田の近くで事故にあう方がでてしまいます。
人の心理には、
「少しだけなら大丈夫だろう」
「自分は大丈夫なはずだ」
「ニュースで言われていることが自分に起こるはずはない」
という楽観があるようです。
これを心理学では、
「正常性バイアス」といって、
自然災害や事件など、自分にも被害が予想される状況に直面しても、
それを普段の生活の延長と思い、
リスクを過小評価してしまうのです。
この、
正常性バイアスがあることで、
人はちょっとやそっとの環境変化にも耐えることができ、
様々な自然環境・社会環境に適応することができる場合もありますが、
災害時には被害に巻き込まれたり、逃げ遅れたりする原因にもなります。
地球温暖化の影響で、
最近は、
新潟、山形のような大雨がよく発生しています。
いままでの経験則から
「自分は大丈夫だろう」
という思い込みは持つべきではないようです。
『自然環境は変わった』と認識して、
自分たちの行動を変えないといけないようです。
『50年に一度の大雨といわれているなら、
これかの50年は大丈夫なんだろうか』
とつい、思ってしまいます。
しかし、
今の時代は、
毎年のように異常な大雨がきてもおかしくないだろうと認識したほうがいいでしょう。
災害から身を守るために、
ニュースで報じている被害が自分にいつ降りかかってもおかしくないと思い、
少しでも備えをしておいておいたほうがいいのではないかと思います。
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