デマがひろがる心理 ツイッターが調査
人とのコミュニケーションがあるところには、
かならず、
デマ(流言)が起きてしまいます。
フェイク・ニュースが、
ネット上でなぜ、
どのようにして拡散されるのかをとりあげている、
アメリカで話題の本、
『デマの影響力──
なぜデマは真実よりも速く、広く、力強く伝わるのか?』
より引用します。
デマ調査対象のニュースは、
ツイッター社が保管していた過去データのなかから抽出しています。
このデータは、
300万人の人々が、450万回のツイートによって拡散した、
およそ12万6000件のニュースです。
個々のニュースが真実であるか虚偽であるかは、
6つの独立したファクトチェック機関からの情報を基に判断しています。
分析の結果、
驚き、困惑するような発見をしました。
フェイク・ニュースは、真実のニュースよりもはるかに速く、
はるかに広範囲に拡散されていたのでした。
リツイートが繰り返される回数も、
フェイク・ニュースのほうがはるかに多かったのでした。
真実のニュースが1000人以上に広まるのはまれでしたが、
上位1パーセントのフェイク・ニュースは、
10万人くらいに拡散されるのが普通だったのです。
デマは、もともとは個人の口コミにより伝わるものです。
しかし、インターネットによって、
個人が一度に大量の情報発信をすることが可能になってしまいました。
マスメディアなら、
多くのチェックが入るのに、ネットではノーチェックで広がることもあるでしょう。
本当なら、
拡散させる前に少しネット上でも調べることで、
「その話は嘘」という情報も見つかるはずなのです。
ネットの特徴として、
本当は世界に開かれているのに、
まるで個人的に内緒話をしているような感覚になっていしまうことがあります。
自覚しないまま、無責任に、
間違った情報が、広がってしまいます。
このため、
ネット上の情報漏えいや、プライバシー侵害や、
様々なデマが飛び交うことになるのです。
大きな社会問題になることもあります。
現実だと、
だれでも話す内容をよく考えるでしょう。
おしゃべりだけなら、問題はありません。
便利だけれど危険な、
ネットの発言には、注意が必要だと思います。
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