安いと感じてしまう心理 コントラストの原理
同じものでも比較する対象があると、
物が安く見えたり高く見えたりします。
コントラストの原理は、
ビジネスではよく使われる手法ですが、
値段は最初に高く設定した後に、
少しずつ下げていったほうが値段は安く思えるようになり、
お得に感じてしまう心理です。
洋服はよくセールスが行われる物の代表で、
洋服を販売するときにこの心理効果がでるのです。
例えば、次のA,Bの内、どちらがより買いたくなるでしょうか?
A:2万円の服が半額になった服が1万円
B:定価で1万円の服
どちらも同じ服だとします。
この場合、どちらが安く感じたでしょうか。
多くの人は、
半額になった服と答えて購入する傾向にあります。
これは最初に提示された2万円の服という基準から、
半額になったと言うことで、
かなり安く感じるように錯覚してしまうからです。
また、
重要なのは値段ではなく
「落差」です。
この落差が大きくて理由もしっかりしているほど、
コントラストの原理が強く働きます。
値引きの広告では、
「今回に限り10%オフ」としている商品では、
落差が少なすぎます。
「いまだけ小売希望価格よりも50%オフ」などのようにすると、
お客さんがより大きく反応します。
価格のことだけでなく、
人間関係の場面などで活用するには、
プラスの方に印象が変わるような
「ギャップ」をつくることが大事になります。
自虐的な話をしてから、
今の自分がありますなど、
失敗から学んだエピソードなどを相手に伝えるとよい反応がある場合があります。
前後を比べることで印象が大きく変わりますので、
上手に利用して生活に取り入れて見て下さい。
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