やる気をコントロールする心理 アンダーマイニング効果
普通は、
「お金」がもらえればやる気がでるとおもっていませんか。
しかし、
誰にとってもうれしいはずのお金で、
逆にやる気がなくなってしまう
「アンダーマイニング効果」という心理があるのです。
アンダーマイニング効果とは、
自分からの(内発的)動機づけられた行為に対して、
他から(外発的)動機づけられてしまうと、
モチベーションが低下する心理現象です。
たとえば、
Aさんはイラストを書くことが大好きです。
しかし、
それを商売として報酬をいただくようになると、
やる気が低下してしまい、
楽しくイラストを描かなくなってしまいます。
なぜなら、
お金を支払われないと、
イラストを描く気になれないからです。
次に、Bさんは、
最初の頃は、
ユーチューブに趣味の動画を上げて、
自己満足の延長みたいな所で活動していたところ、
徐々に波に乗り収益を得るようになって来ました。
もっと収益を上げるために、
投稿ペースを上げ、
再生回数や登録を意識した動画作りになりました。
順調に再生・登録が増えて行き、
収益も安定して来た所へ、
広告がつかなくなり、収益が少なくなってしまいました。
お金が入らないのなら、
やっても無駄だということで、
ユーチューブへの動画投稿を辞めてしまいました。
以上のたとえのように、
外的な報酬がなければそれをやりたくなくなってしまうという現象が起こります。
そもそもやりたいからその行為をやっていたのであって、
金銭など外的報酬を求めて行動していたわけではなかったにも関わらずです。
つまり、無意識のうちにその行為に対して、
求める対価(価値)が置き換わってしまったわけです。
いつの間にか、
金銭が得られないなら行動する意味が無いと判断するようになってしまうわけです。
金銭以外にも、
締め切り、
周囲からの監視、罰則
などでも、アンダーマイニング効果が現れることがわかっています。
この心理効果かからわかることは、
・人のやる気は、
自発的なやる気か外的なやる気かで、
モチベーションが変わってくる。
・自発的なやる気のほうが、長続きする。
・自発的なやる気を維持できるような計画を立てること。
どうすれば、
自分や他人のやる気が上がるのかかんがえてみて、
やる気を高める方法を見つけておきましょう。
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