“ビッグボス”新庄剛志さんが楽しく伝える心理
今年、
プロ野球「日本ハム」の新監督となった
新庄剛志さん、
「監督って皆さん呼ばないでください。
ビッグボス!」
という言葉が印象に残りました。
新庄さんの場合は、
選手、ファンのみんな、
全員が一緒に楽しく厳しくやっていきたという気持ちが感じられます。
野球の場合だと、
「喝」による気合を入れるような、
「一発学習」が普通だと思います。
これにはマイナスの副作用があります。
ガツンと言われる、
「喝」を入れられると、
そのことで一瞬発奮して、
一時的にパフォーマンスが上がることがあります。
子どもが親からの働きかけで学習塾に通い始めると、
一瞬、
成績が上がることがあると思います。
発破をかけられると強く記憶に残るので一瞬頑張るからです。
このやり方は、
悪影響だというのが、
最近の研究ではわかってきています。
新庄さんが、
監督になってから、
新庄効果が出始めているようです。
秋キャンプで、
新庄監督は、
今季結果の出なかった清宮幸太郎選手に対し
「体重を少し落としたら?」
と提案したそうです。
清宮選手は、
「体重を落とすと球が飛ばなくなる気がするんです」
と自分の意見を言いました。
すると「今でも大して飛んでないよ」
とズバッと言いました。
続けて、
「ちょっとデブじゃね?
ちょっと、やせない?
昔の方がスリムじゃなかった?」と続けて言ったそうです。
ところが、新庄さんが言うときつく聞こえない、
嫌味にもならないのです。
しかも「体絞らないともっと打てなくなるぞ」などと脅さずに、
「やせた方がモテるよ。格好いいよ」
とうまくほめていました。
話の最後には、
「ダイエットは、
精神的にも鍛えられるぞ」
といい話も付け加えていました。
今までにないだろう、
「日本ハム」の変化が楽しみですね。
・楽しんではじめる方法
スポーツ、読書、
音楽、勉強など、
楽しんではじめるには、
まず、素直になって、
「とりあえずやってみる」
ということです。
「この本、おもしろいよ」と言われたら、
とりあえず読んでみる。
「あの映画、すごかったよ」と言われたら、
とりあえず観てみる。
「今度のお茶会するから、来てみて」と誘われたら、
とりあえず行ってみましょう。
先入観を取り払い、
相手の「おすすめ」や「誘い」を信じて、
受け入れてみてはどうでしょうか。
おもしろいことや楽しいことは、
思わぬところからやってくると思います。
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