ちょっとしたことで印象が変わる「フレーミング効果」 投資に役立つ心理
私たちの身近にあるものでも
実感が変わってしまう、
フレーミング効果という心理現象があります。
フレーミング効果は、
絵画のフレームのようなもので、
どこを強調するかによって与える印象を変え、
人の意思決定に影響をあたえる心理現象です。
例えば、
1.50%の果汁入りのオレンジジュース
2.50%の水入りのオレンジジュース
どちらかを選んでもらうと、
どちらも果汁50%のオレンジジュースですが、
1の方を選ぶ人が多いことでしょう。
投資では、
大きく感じさせたいときは大きい数字を、
小さく感じさせたいときには小さい数字にしてあります。
投資信託の手数料では、
1.販売手数料は3%です。
2.100万円分購入すると販売手数料は3万円です。
これは、
両方とも「3」の数字ですが、
「3万」の方が数値として大きく感じますし、
金額(円)で表現された方が、
払う金額を実感できるためです。
同じ内容でも見せ方によって、
受けるとる印象が大きく違ってきます。
普通の人は、
住宅ローンの金利や
投資信託等の手数料の説明を%で表示されると、
その金額の大きさを実感できていない場合が多いのです。
投資信託の手数料は、
年間いくらかを金額で確認するようにしていただくと、
フレーミング効果の影響を受けずに、
合理的に判断することができるようになります。
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