投資でやってしまう心理 あたまをリセット
人の脳はしばしば
「錯覚」を起こすようです。
たとえば、
日常生活での錯覚として、
自宅を購入するために、
1000万円と2000万円の一軒家のどちらを選ぶか悩んだ末に決めて、
すぐに、
その自宅のための家具を買いに行ったとします。
「10万円の家具と15万円の家具では、
5万円しか違わないのだから、
自分が気に入った方を買おう」
と考える人が多いでしょう。
一方で、
安売りスーパーのチラシを手にして遠くまで買い物に行き、
帰りに家具を買いに行ったとすれば、
「5万円も違うなら安いほうを買おう」
と考えるでしょう。
ということは、
自宅に必要な家具を買うのは自宅を契約した日ではなく、
別の日にするほうが冷静に判断ができるというわけです。
そうすることで、
頭のなかにある大きな数字がリセットできることになります。
頭ではわかっていても、
認識の錯覚からもそう簡単に逃れることはできません。
投資では、
脳が錯覚するだろうと理解していれば、
投資行動も慎重にしたほうがいいだろうと思えます。
「常に見落としがあるかもしれない」
と自信過剰にならないように、
分散投資をして、
損切りなどのルールを決めましょう。
そして、
専門家のいうことをうのみにしないことです。
自分が思っているよりも、
経験則や直感というものはあてにならないということです。