自分の都合のよいことだけを集めてしまう心理として、
確証バイアスというものがあります。
例えば子どもの頃に、
ほしいゲームを「みんなが持っているから買って」
とおねだりしたことがある人は多いと思います。
よく考えてみると、
みんなとはせいぜい身の回りの数人ぐらいなところです。
自分がいいと思っている情報が正しくないということがあります。
投資などで
確証バイアスの心理状態になっていると、
1.正しい情報分析が出来なくなる。
2.ポジティブな情報に固執してしまって、
売却のタイミングをのがしてしまう。
3.一つの見方に対するポジティブな情報に固執してしまい、
ある程度の分散投資をしない。
また、
株式投資をやっている場合は、
情報を得やすい自社株や
勤め先と同じ業界の会社の株への投資において、
確証バイアスにかかりやすいといわれています。
確証バイアスを避けるためには、
ネガティブな情報もしっかり受け入れることが大事です。
しかし、
それができにくいのが確証バイアスの特徴です。
ほかにこのバイアス避ける方法として、
異なる視点で物事を見てみるのが有効といわれています。
より大局観的に、その業界全体、
あるいはその国全体を分析してみることで、
新たな視点から投資判断をしてみましょう。
失敗してしまうと大変ですので、
できたら、
意識的に自分でチェックして見ることが大事だと思います。