ふだん生活をしていても、
ついまわりにあわせて行動をしてしまっているときがあります。
結構、
強い信念をもっていたとしても、
まわりの圧力で判断を変えてしまいがちになります。
街を歩いていて飲食店に入ろうと思った時、
ガラガラの店と行列ができている店が隣り合っていれば、
果たしてどちらに入りたいと思いますでしょうか。
おおよそ多くの人は行列ができている店が、
きっと味がいいんだろうなと判断して、
人が並んでいる店を選ぶだろうと思います。
実際は、
好みがあるので違う人もいらっしゃるでしょうが、
取り敢えず多数派の行動に同調することで
安心感を得ようとしてしまいます。
また、ネットで買い物をするときも、
レビューで★の多い商品が、いい商品だろうなと思ってしまいます。
人は、多数派に同調しやすいのですが、
これがよく現れる場としては、
株式市場があります。
食べ物や商品など比較しやすい物は評価しやすく、
その評価もまったく事実と違うことはあまりありません。
しかし、
株式の価値や評価というのはとてもあいまいです。
そのために、
PER、PBR、
配当利回りなど言った指標などで、
評価をしています。
平時の株価の上下はこういった指標で動いているようにみえますが、
大きなトレンドが出て上昇や下降し始めたら、
こういった指標はほとんど無視されてしまいます。
市場参加者の同調行動によるパニック的な買いや売りが発生したときの
ありえないような価値基準は、
人間の同調行動が引き起こす現象だということです。
自分が同調行動にまきこまれていないか、
ちょっとかんがえてみてから投資をしましょう。
