投資で成功するルールが必要「コンコルド」効果
投資で成功するために知っておきたい人の心理に、
コンコルド効果があります。
コンコルド効果とは、
フランスとイギリスが共同開発した超音速旅客機
「コンコルド」が名前の由来です。
コンコルドは乗客定員数の少なさや燃費の悪さなどの問題から、
採算が取れないことが開発途中でわかりました。
しかし、
それまで費やした費用を惜しんで、
開発は進めて運航をスタートします。
その結果、騒音問題などの影響などがあり、
最終的に膨大な損失を出して開発会社は倒産してしまいました。
このような失敗した出来事になぞらえて、
損をするとわかっていながら投資を続けてしまうことを
「コンコルド効果」と呼ぶようになりました。
例えば、普通の生活では、
映画を観に行ったとき、
退屈な内容だけどお金や途中まで観た時間を無駄にしたくなくて最後までなんとなく見てしまう。
株式投資では、
自分の購入した株式が、自分の望む方に価値が上下して利益になります。
値上がりするとかんがえて購入した株式が値下がりしました。
保有していれば、株価の動きが反転して利益になるかもしれませんし、
反対にそのまま値が同じ方向に傾いていき、損をするかもしれません。
損をするぐらいなら、ここで手放して損を少なくする、
損切りをするべきではないかと頭を悩ませます。
自分が投資した資金が無駄になってしまうから、
いつまでも株式を手放せなくなります。
コンコルド効果で、もったいないと思って損切りできないでいると、
次の投資のチャンスを失ってしまいます。
例えば、購入した金額の何%以下になったらすぐに売る、
という自分のルールを決めて、
機械的に売却することを基本にしましょう。
私も今は、間違ったなと思ったら、
損切りを早めにするようにしています。
投資ではコンコルド効果に左右されないように、
気をつけて資産運用しましょう。