時期的に、
クリスマスや年末のイベントなどで、
楽しそうな笑い声が聞こえてきます。
テレビなどのバレエティ番組などでは、
よく、
「アハハハハ」という、
観客の笑い声が聞こえてくることがあります。
実際の観客が、
笑っていない場合でも、
そういう声をあらかじめ用意しておいて、
それを流すようにしてあります。
こういう「埋め込みの笑い」は、
放送する番組側の作り物です。
それでもテレビ視聴者は、
つられて笑ってしまうというデータがあるそうです。
カナダのカールトン大学の
ノーザンシュック博士と、ライトストン博士は、
40名の男女に、
ヘッドホンをつけさせいくつかの小話を聞かせてみました。
ただし、半分の小話では、
途中に「埋め込み」された笑い声が聞こえてくるようになっていて、
残りの小話では、
そういう笑い声は聞こえないようにしてありました。
すると、小話を聞いている人たちは、
他の人たちの笑い声を聞くと、
つられて自分も笑ってしまうことが判明したのでした。
他人の笑い声を聞くと、
私たちは自分も楽しくなってしまうということが分かったのです。
この実験では、
さらに面白いことも発見されました。
実は、ジョークなどまったく含まれていない小話でも、
「アハハハハ」
という笑い声が埋め込まれていると、
実験参加者たちも一緒になって笑ってしまったのです。
他人を楽しませるためには、
まずは、自分から積極的に笑うということなのです。
そうすれば、
相手も「つらて」笑ってしまうということです。
声を出して笑っていれば、
相手は愉快な気持ちになってくれます。
話している冗談が少しつまらなかったり、
ちょっと退屈な話題だったとしても、
話している人が、
声を出して笑っていれば、
相手もつらて楽しくなってくれるのです。
クリスマスでも忘年会でも、
なにかのイベントなど、
何でもいいので、とにかく声に出してわらっていると、
相手も楽しくなってくれるのです。
気になった方は、
相手を笑わせて、一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。
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