「直感」でうまくいく心理 こころの声の理由
いつも、なんとなくの「直感」というものを、
ただの偶然だと思っている方が多いと思います。
しかし、
直感は偶然だけではなく、
今までの過去をバックにした、
ある程度は、意味のある答えのようです。
みなさまが感じている、
「なんとなく、そんな気がする」、
「これは気が進む」、
「〇〇な予感がする」、
ということは、
単なる偶然の出来事でない場合があります。
今までに、経験してきた過去を対象に、
脳が一瞬で検索をかけ、
その場に適した最もいいだろうという、
選択に脳が反応してくれているのです。
たくさん経験してきた中から、今の選択に適した記憶を探し出し、
脳が「こっちのほうがいいですよ」と教えてくれているのです。
しかし、
その脳からの大切な声は、
あいまいな声になっています。
「なんとなく」や「予感がする」というあいまいな声のため、
信じきれず「本当にコレでいいのかな」と不安になるのです。
たとえば、
私は野菜のグリーンピースが苦手です。
ちいさいころ、
苦労していたこと思い出すからです。
保育園ぐらいのころから、
嫌いな食べ物の1つです。
そのためにグリーンピースと似た味や形には、
いい印象がありません。
ですので、
グリーンピースに出会うと、
脳がすぐ「気をつけろ」と直感的に教えてくれます。
「なんとなく嫌だ」「気が進まない」と、
直感的にアレルギーを感じてしまうのです。
直感は偶然ではなく、過去の記憶なのです。
今まで嫌な経験をたくさんしてきたため、脳が過去の記憶をたどって、
直感的に「危ないよ」と、ささやき声で教えてくれるのです。
次の理由は、
「恐怖のDNAが記憶しているから」です。
暗闇を恐れたり、大きな音に驚いたり、ヘビが怖かったりします。
昔は、基本的人権の尊重なんてなかったし、「外に出たら死ぬかもしれない」
という環境下で長らく暮らしていたわけです。
また、後天的な恐怖体験が子孫に遺伝していくことが判明しているようです。
この研究は、
ミシガン大学のヤツェク・デビエッチ博士が、全米科学アカデミーで発表しました。
この研究では、
日本人が、世界で一番怖がりな人種であることが研究で証明されています。
日本人は、恐怖遺伝子を持つ割合が、97%だということです。
この数値を見ると、それだけ日本人が本能的に恐怖を感じる対象が多いことが分かります。
世界一怖がりだと言うと、
ものすごく不名誉だなと思いますが、
見方を変えると、
それだけ悪い直感が働きやすいといえます。
それに、日本の治安がこれだけいいのは、
日本の人々が恐怖から守るためだといえます。
こうした直感からの声を大切にして、
直感を上手に利用した方が、
普段の生活はうまく進んでいきそうです。
なにかを選ぶときには、
脳が、
「こんな経験があったから、今回はこっちのほうがいいと思うよ」と教えてくれるのです。
気になる方は、
自分の直感を利用してみてはいかがでしょうか。
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