『受け身の姿勢』や『前向きの姿勢』など、
その時の心理状態について、姿勢という言葉がよく使われています。
私たちの心理状態というものは、
自分がどんな姿勢をとっているかによって影響を受けているようです。
姿勢と心理の研究では、
身体心理学者の山口創氏は、
猫背の度合いが高い人ほど抑うつ度が高く、
自尊感情が低いという結果を明らかにしました。
アメリカの心理学者であるオレニナ氏たちの研究によると、
身体を縮めて小さくみせるポーズをとった人たちと、
身体を伸ばして大きく見せるポーズをとった人たちとでは、
後者の方が自尊感情が高くなるという結果になりました。
まったく悲しいことなどなくても、下を向いてうつむきながらしばらく歩いてみてください。
なんだか、
気分がネガティブになっていく感じがするのではないでしょうか。
「意気消沈しているから、下を向いてうつむく」ということもあるのですが、
その逆もまた真なりで、
「下を向いてうつむいていると、意気消沈していく」ということもあるのです。
「楽しいから、笑う」ということもあるのですが、
うそでもいいので、
笑顔を作っていると、「なんだか気分が陽気になってくる」ということも、
現実にあるようです。
しかし、そんなこといわれても、
「そんな姿勢なんてよくできないよ」
という方もいらっしゃると思います。
そんな時は、おしゃれをしてみるのもいいようです。
人は、何を着ているかで気分が変わるものです。
パジャマでいるより、
スーツの方が身がひきしまるのではないでしょうか。
心配事や弱気になってしまう場面などでは、
堂々とした姿勢をしていると自然と気持ちも上がっていきます。
気になる方は、姿勢を少しよくしてみてはいかがでしょうか。
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