私たちはうれしかったり、
しあわせを感じると、自然に笑顔になります。
では、その逆はどうでしょうか。
笑顔をつくることで、
うれしさくなったり、
しあわせな気持ちにならないでしょうか。
これについて、
アメリカのスタンフォード大学を中心の研究チームにより、
「笑顔作るだけで幸福度も高まる」ことを示す強い根拠がでてきました。
プロジェクトチームは、
笑顔の表情筋を活性化させるための3つの手法を用いて実験をしました。
19カ国から計3878人の被験者を各地で募って、
3つのグループに分けました。
1つは「意識的に口角をあげて笑顔をつくる」グループ、
2つは「歯でペンを挟んで笑顔をつくる」グループ、
3つは「笑顔の俳優の写真を見てまねする」グループです。
各グループの半数には、
子犬や子猫、花、花火などの気分が明るくなるような画像を、
もう半数には何も表示されていない画面を見せながら、笑顔を作ってもらいます。
また、
これと同じことを感情のない中立的な表情でも行いました。
そして、3878人のデータを分析した結果、
チームは「笑顔の俳優の表情をまねる」条件と
「意識的に口角をあげて笑顔をつくる」条件で、
主観的な幸福度が顕著に増加していることを発見したのです。
この研究をしたコールズ氏は、
「つくり笑顔の効果は、うつ病のような精神疾患を克服できるほど強いものではない」
とコメントしています。
「笑う人は病気になりにくい」
と言われていますが本当でしょうか。
つくり笑いであっても、
からだの中では、
免疫力を上げてくれる、
ナチュラルキラー細胞が活性化したり、
副交感神経が優位になって、
リラックスした状態になって、
『本当に笑った時と同じ効果』
が期待できるようです。
疲れたり、ストレスを感じたときは、
作り笑いを浮かべることで、
少しでもリラックス効果があるのではないかと思われます。
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