自信があることを伝えたいとき、
つい、
「絶対におすすめ」
「絶対にこうしたほうがいい」
と言いたくなってしまうかもしれません。
でもそんな言い方は、やめたほうがいいでしょう。
ちょっと自信満々で押し付けがましいと感じられ、拒否されてしまうおそれがあります。
そんなときには、
実際に利用してくれた人の声を活用するという方法があります。
精神科医のミルトン・エリクソン氏が提唱した
「マイフレンド・ジョン・テクニック」
という方法があります。
これは、「自分の意見」を
「友達のジョンが言ってたんだけど。」と
「第三者が話す方法」で伝えるこことです。
たとえば、知り合いに、
家のリフォームで、
「今、修理しておかないと、ひどくなってしまって、工事費がものすごくかかります。
だから、今、やりましょう。
費用は10万円です。」
このように言うとほとんどの場合、
断られると思います。
しかし、
「同じようなケースのお客様で、
半年、
そのままにしておいた方がいらっしゃったんです。
その後、ご連絡いただいたときには、
前より、もっとひどくなってしまっていて、
倍の20万円ぐらいになってしまったんです。
その方は、
『あの時、やっとけば良かった~』と、
本当に後悔されていました。」
という言い方だと納得してくれる確率が高くなります。
その場にいない、
第三者の意見や感想ですから、
相手も頭ごなしに否定できません。
知らない第三者のストーリーには、
相手が感情移入する確率も高まります。
さらに、
カリフォルニア大学の研究では、
専門分野ほど自信満々に伝えないほうがいいということを証明しました。
この研究では、
料理評論家が、1と2のレストランのレビューを見て、
どちらのほうが影響されたかということを調べました。
1.「ディナーを食べましたが、この店は最高だと自信を持って断言します」
2.「一度しか行っていないので断言はできませんが、
今のところ、最高の店だと思います」
すると、
2のほうが影響が大きかったのです。
つまり、相手に伝えるときは、
「あえて断言しない」
ほうが信頼されるということです。
自信があったとしても、
伝え方に気をつけることが大切なようです。
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