やろうと思っていたことを、
つい、後回しにして、
イスやソファーでくつろいでしまうことはよくあると思います。
なぜ、
イスやソファーでダラダラしてしまうのでしょうか。
それは、
そこにイスやソファがあるからです。
人の意思決定は、
思っているより環境に左右されるところがとても大きいのです。
あるファストフード店のイスは、意図的に硬く、座りづらいデザインにしているそうです。
理由は、居心地がいいと、
人はそこに居座り続けてしまうからです。
ファーストフード店などは、
回転率を重視するので、
長居するお客さんをなるべく減らしたいと思っています。
そのため、
居座りづらくするために、
硬く、座りづらいデザインにしているのです。
最近は、
テレワークによって、
モチベーションや集中力の維持に苦労している人が多いそうです。
自宅などで、ずっと同じ環境で仕事をするため、
オンとオフの境界線がわからなくなり、
はかどらないそうです。
仕事場へ行くなど、
場所を変えることで、
仕事をする意識が切り替わっていたのだろうと思います。
場所を変えると脳に刺激が入って、
好影響があることを
マイアミ大学のヘラー氏らが実験しています。
被験者132人の移動の様子をGPSで3~4カ月にわたって記録して、
その感情の変化を調査しました。
すると、場所の変化が多い人ほど、
ポジティブな感情が高かったという結果になったのです。
その後に、
MRIを使って場所の変化とポジティブな感情との関連を探ったところ、
環境の新しさと脳の報酬系に関わる部位の活性化は、
密接に関わり合っていることもわかったということでした。
これは、
新しい環境に身をおくと、報酬系が働いて、
『やる気』
が芽生えやすいということです。
環境が思っている以上に、
大きな影響があることがわかりました。
今すぐにできる簡単なことですので、
気になる方は、
ちょっと環境を変えてみてはいかがでしょうか。
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