小池百合子都知事が東京でガソリン車販売禁止決定
東京の
小池百合子東京都知事が2030年までの
「脱ガソリン車」方針を掲げました。
電気自動車やハイブリッド車などへの乗り換えを促進します。
自動車業界では一定の理解が示されているようですが、
国より5年も早い脱ガソリンはかなり厳しい目標のようです。
○燃料電池車は普及するか
水素を使って走る燃料電池車は、
走行時にCO2を含む排気を一切出さず、
水のみを排出する。そのため
「究極のエコカー」です。
バスやタクシーなどに導入が進んでいて、
自家用車向けにはトヨタが
新型「MIRAI」を今月発売しました。
それでも、販売は伸び悩んでいて、
昨年3月末時点で自家用車として登録されている
燃料電池車はおよそ3000台ぐらいです。
販売が伸びない理由の1つは、コストの高さでしょう。
車体自体が高額で、
新型「MIRAI」の価格は、
710万円からです。
燃料である水素もガソリンに比べて高いようです。
○世界のスタンダードは
「電気自動車」
これから、販売を伸ばしていくと予想されているのが
「電気自動車」です。
水素と違って電気はすでに日本全国に供給網があるので、
充電器を取り付ければ、自宅でも充電ができます。
今年は、
アメリカのテスラが株式の時価総額でトヨタを抜き、
世界の自動車メーカー1位になりました。
実際の販売台数ではまだ少ないテスラですが、
将来的には、電気自動車を現在トヨタが販売している台数の2倍ぐらい製造すると話しています。
これからしばらくは、
電気自動車の販売が重要になってきそうです。
日本の自動車会社に期待しています。