投資と心理でいいことがあるように

投資でちょっとしたお金持ちになったので、 こころも豊かになれるような情報をお伝えするブログです。

コロナ暴落のとき積み立て投資で「やってはいけない」こと

コロナ急落、サブプライムショック、
3.11(東日本大震災)のような急落の場合、
下落の幅が大きくても自分が保有している企業の業績見通しが
それほど変わらないのであれば、あわてて売る必要はありません。

これは個別の株式投資だけでなく、
投資信託の積み立て投資をやっている人も同じです。

積み立て投資をしている人の中には売らないまでも
積み立てをやめてしまう人もいます。

今回のような暴落で絶対やってはいけないことが
「積み立てをやめること」です。
その理由は3つあります。

 

1. ドルコスト平均法のメリット放棄

 

積み立て投資は基本、
毎月一定金額で購入する仕組みです。

つまりドル=コスト平均法で購入するわけです。
このルールを方法変えてしまっては意味がありません。

なぜなら一定の金額で購入するため、
個人の感情が入り込む余地がなく、高いときは少ししか買わず、
安い時にはたくさん買うということができるからです。
これがドルコスト平均法の大きなメリットです。

ですので、下げてきたところで積み立てやめてしまうというのは、
安いところで買う機会を放棄してしまうので、
せっかくのメリットを放棄してしまっているのです。

 

2. ステイ イン ザ マーケット 
(Stay in the market)の重要性

 

米国の著名な投資家で
チャールズ・エリスという人がいます。

彼の著書

「敗者のゲーム」

にはとても興味深いことが書いてあります。

S&P500指数のデータを使って分析すると、
1982年から2000年の18年間における最も上がった上位30日を逃すだけで、
リターンは年収益率11.5%から5.5%へと半減してしまうというのです。

逆に言えば、
その30日間だけ市場に居れば
(投資をしていれば)
ごく短期間に莫大な利益を得ることができることになる。
でも、それがいつなのかは事前には絶対にわからない。

したがって、
わからないことを予想して売ったり買ったりするのではなく、
ずっと持ち続けること
(市場に居続ける=Stay in the market)がとても重要なです。

未来のことは、

誰もわからないからです。

 

3. 戻ってこられなくなる

 

相場が高い時にとりあえず売っておけば、
また下がった時に買い戻せばいいわけだから、
一旦売って利益を確保した方がいいのではないか?
こう考える人がいます。
理屈はまったくその通りです。

しかし、投資は人間の心理が大きく作用するものです。
いったん売却して市場から退出してしまうと、
再び市場に戻ってくるのは容易ではありません。

仮に一番高い値段近辺で売れたとしても下がり始めると、
今度は一番安いところで買ってやろうという欲が出てくるからだ。
そうこうするうちに上がり始める。

今度は乗り遅れまいとして高値を買いに行ってしまう、
というのがよくあります。

売買するだけでなく、
積み立てをやめても同じことです。

次にいつから再開しようかというところで、
また考え込んでしまうことになる。
結局、一度市場を離れるとなかなか戻ってこられなくなるため、
チャンスを逃してしまいまs.

マーケットが順調な時は、
少々間違っても結果オーライになることが多いです。

プロでも個人投資家でも、
環境の悪い時のやり方で大きな違いが出てきます。

ですので、
個人投資家は、
ドルコストのメリットが存在する積み立て投資を続けることです。
一定のルールでタンタンと定額購入をやることです。

積み立て投資を続けている個人投資家なら、
相場が下がってもあわてて売ったり買ったりしない、
積み立てをやめたりしないことです。

本当にメンタルは、
大事だと思います。


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