普段の生活で、
ちょっと目立つ服装をしているとか、
少し太って顔が丸く見えるとか、シャツに汚れがついているみたいなど、
自分が気になることがあると、憂鬱な気分になってしまう人が多いのではないでしょうか。
これは、心理学で、
「スポットライト効果」と呼ばれていて、
自分の外見や行動がほかの人から過剰に注目されていると思い込んでしまうという現象のことです。
現実には、まわりの人は自分のことで忙しくて、
他人のことは、あまり気にしていないようです。
このことについて、
コーネル大学のトーマス・ギロウィッチ氏は、
実験をして確認しています。
この実験では、
大学生に無名のミュージシャンが大きくプリントされた
恥ずかしいようなTシャツを着てもらい、
大学のキャンパスを一周するよう依頼しました。
その後、
「すれ違った人たちが、どれくらいあなたのことを見ていたと思うか」
と尋ねると、
参加者たちは47%ぐらいが見ていたはずだと推測しました。
同時に、
別の実験協力者が、
通りすがりの人たちに
「今通った人のTシャツを見ましたか」と確認して回りったところ、
変わったTシャツに気づいた人は、わずか24%でした。
この実験からわかるのは、
自分が思っているほど周りはあなたに注目していないということです。
あなたを見てる実際の人数は、自分が思っている半分ぐらいだということなのです。
必要以上に相手の目を気にしてしまうと、ストレスになってしまいます。
人目が気になるという人は、
この心理があると理解できれば、
少しづつでも行動に移せるのではないでしょうか。
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