はじめて会った方と、
いろいろとお話をしていたとします。
自分と同じ出身地だった時に、
すごく嬉しくテンションが上がって、
なんだか、相手に好意を持ったことは、
だれでもあるのではないかと思います。
「人は自分と共通している点や似ている点がある事柄に対して好感を持ちやすい」
『類似性の法則』
という心理があるのです。
たとえば、
趣味が同じ、名前が似てる、
出身地が同じ、仕草が似ている、
食べ物の好みが同じ、
などです。
「しかし、
実際に自分と似ている部分があるからって好意的になるだろうか。」
と疑問に思う方もいらっしゃることでしょう。
アメリカの
フェスティンガー氏という心理学者が、
何が原因となって友人関係が出来上がっていくかを、
大学の寮をつかって調査しました。
・実験の内容
実験参加者(みなさん初対面です)新たに入寮する、
学生17人には入寮前に、
いくつかの態度調査を行い、
それぞれの趣向をあらかじめ調べておき、
その後どのような友人関係が構築されるかを経過観察しました。
・実験の結果
初めは部屋に近い人同士が仲良くなる傾向がみられたようです
(場所が近いという要因)が、
しだいに態度の似た者同士がグループを作り上げていったのでした。
(にたもの同士の要因)
この結果で、
類似性の法則によって、
どんな人とも仲良くなれるというわけではありません。
それでも、
ほとんどの人は、
自分と共通点が多い人がいると、
いい人なんじゃないかなと、思ってしまうと思います。
社内でのコミュニケーションや社外でのやりとり、
飲み会、合コン、
初対面の方とのちょっとした時間でもお互いの共通点を
探してみてはいかがでしょうか。
いい出会いが生まれるかもしません。
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