ハーバードが証明した心配させない心理 リモートワークのコツ
普段、
いつも連絡している人に
「連絡をよこさないから心配したよ。」
などとたまに言われたことがあると思います。
これは、マム(MUM)効果という心理現象で、
連絡が来なかったり、情報が与えられないと、
人は悪い方に想像してしまう傾向があるのです。
心理学者のテッサー氏とローゼン氏の
二人はいくつも実験を繰り返した末、
人は悪い知らせを伝えない傾向にあるという
「マム効果」を証明したのでした。
ハーバード大学の実験では、
「くじ引きで買ったら2ドル(約280円)あげるよ」と参加してもらう、
くじ引きの結果は、参加者とは別の人に知らせる、
くじ引きの勝ち負けを知らされた後、
参加者に
「くじの結果を知らせてきた人についてどんな印象を持ちましたか?」
と質問をする。
すると、
たった2ドルの小さな勝負でしたが、調査の結果は、
くじがハズレたことを伝えてきた相手に対して、
くじが当ったことを伝えたきた相手よりも悪い印象をいだいたと答えたのでした。
人は、
「うれしくないニュースを言ってきた」
ということだけで、
その人のことを嫌いになってしまうというのです。
私達は相手のことを知らなければ知らないほど、
悪いようにかんがえる傾向があります。
メールやLINEなどのやり取りでメッセージの返信がないと不安になると思います。
これは、
「連絡が無いこと=相手が何を考えているのか情報が無い」
からこそ不安になり、
相手から嫌われたなどの悪い予想をしてしまうのです。
初対面の印象でもそうなりがちで、
自分が情報を開示しないほど相手に不信がられます。
言わなくても相手が察してくれるだろうという態度では、
かえって相手から誤解されたり印象が悪くなってしまうことがあります。
最近は、お互いの姿が確認できない、
リモートワークが増えていますので、
そんな場面では、
普段よりもこまめに報告や相談をしたほうがいいと思われます。
相手に誤解や悪い印象を与えたくなければ、
具体的に自分の情報を開示したほうが、
いい印象を与えることができるはずです。
大切にしている方には、
必要以上に心配や不安を与えないように、
少し気を使ってあげたほうがいいのではないでしょうか。
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