3秒ルールの心理 イグ・ノーベル賞を受賞
食べ物を床に落としたときに、
「3秒以内なら大丈夫」
という不思議なルールを決めている方は多いと思います。
普段はあまり気にしない、
謎のルールは、
アメリカでも
「5秒ルール」として存在していて、
それをアメリカの女子高生ジリアン氏がちゃんと調べていたのです。
大学の研究室で見習いをしていた彼女は、
食品微生物研究所の協力者のもとで徹底調査を行ない、
すべすべしたタイルとざらざらしたタイルのそれぞれに大腸菌を植え付け、
そこにお菓子を
5秒間おいて菌の付着具合を調査しました。
そして、
すべすべタイルのほうが、
菌が移りやすいことが判明したのでした。
実験の結果がみとめられて、
イグ・ノーベル賞まで受賞しました。
ほかの方の実験では、
アストン大学のアンソニー氏は2014年に、
床の大腸菌などがトーストやパスタに移るかという実験を行いました。
この実験では、
接触させる時間を3秒から30秒までさまざまに変えておこないました。
その結果、
接触時間と床材によって菌の移り方は異なり、
カーペットの場合は5秒後もほとんど菌が移っていなかったそうです。
3秒ルールは、
場合によってはありなのかもしれません。
ゴミや細菌がついたものは、
どの程度までなら、
食べてもいいのか判断に悩むところです。
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