「5月に株を売れ」 チャンスを待つ
アメリカ市場は、
メモリアルデーの祝日でお休みでした。
アメリカの株式相場の格言には、
「5月に株を売れ」(セル・イン・メイ)
というものがあります。
株式は、6月から下げる傾向があることから、
5月には株式を売って相場から離れたほうが良いという意味です。
過去を振り返ると必ずしも、
毎年そうなっているわけではないのですが、
今年は、NYダウを見ると、
1月ごろからずっと値下がりしてきました。
どの株価指数も、
年初来安値を更新してきていますので、
大きく買い戻すには注意が必要だと思われます。
これから注目しておきたいのは、
FOMC(連邦公開市場委員会)において、
アメリカの政策金利を引き上げることです。
2022年は、
FOMCが、これから、
6月、7月、9月、11月、12月に開催予定です。
各回において政策金利を引き上げていくことはほぼ確実となっており、
その引き上げ幅に注目が集まっています。
市場が予想するよりも大幅な利上げがおこなわれると株価が下がりますし、
反対に小幅な利上だと、
株価上昇の要因になります。
これからの利上げ幅がはっきりとしないため、
株価が上昇するか下落するかを見極めはかなり難しいところです。
中国のロックダウンやウクライナのことなど、
不安要素が多いため、
まだしばらくは、
現金比率を高めにして、
様子見しながらの投資がいいのではないでしょうか。
長期では、
株価が下がった時は「安く投資できるチャンス」と前向きになれる、
つみたての投資をおすすめします。
目先は株価が大きく下げているので、
投資をやめる方も多いと思いますが、
無理のないように少しずつでも続けていくことが大切だと思われます。
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