思っている以上に情報にひっぱられている心理 プライミング効果
普段の生活で、
テレビのCMや電車などで見かける広告などに、
自分たちが思っている以上に影響を受けているようです。
先に見た情報に影響を受けて、
その後の感情や行動が影響を受けてしまう心理効果を、
プライミング効果といいます。
簡単にいうと、「暗示」です。
2000年にアメリカのアリゾナ州で、
投票に関する調査が行われました。
複数の選挙区で投票結果を調査したところ、
投票所が学校であった場合に、
そうでない場合よりも
「学校補助金を増やす案」
に賛成する票が明らかに多かったことがわかりました。
他の実験では、
「教室」や「ロッカー」の写真を見せられただけの被験者でも、
おなじような結果が確認されています。
学校を連想させる写真の有無は、
生徒の親かそうでないかの違いよりも大きな影響があったそうです。
ほかにも、
レストランで行った実験では、
テンポの遅いBGMを流すと、
お客さんの食事のスピードが遅くなり、
食事の量は変わらないものの、
アルコールやドリンク類の注文が増えました。
音楽によるプライミング効果もあるということがわかりました。
見聞きするものが人間の行動に影響を与えてしまうということは、
普段から見聞きしている情報によって、
自分の意志とは違う行動になっている可能性もあります。
いいものを積極的に見聞きして、
悪いものには決して近づかないようにしましょう。
日頃のちょっとした心がけで、
自分を良い方向に動くことができると思います。
よかったら、意識してみてください。
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