自信過剰になってしまう心理 ダニング=クルーガー効果
みなさんのまわりには,
さまざまなことに自信たっぷりに意見を言う人がいらっしゃらないでしょうか。
そもそも人には自信過剰の傾向があって、
アメリカでの調査では、
8割の人が,
自分は他人より車の運転がうまいと考えているそうです。
自信過剰になる
ダニング=クルーガー効果は,
心理学者のダニング氏とクルーガー氏が見出した心理現象です。
彼らは,米コーネル大学の学生に対して、
テストを実施し、それについての自己評価を予想してもらいました。
テスト結果は、
成績が低い生徒ほど成績を高く見積もり、
成績が高い生徒ほど自己評価を低くみるという結果になりました。
特に自己評価ばかり高く、実際の評価が低い人が多く見られることで、
注目を集めたのです。
○株式投資
たとえば、
株式投資を始めたばかりの初心者は、
株式投資では、
「自分は他の人達よりも有利な情報を握っている」
と勘違いして、
株式の短期売買を繰り返す人が多いといわれます。
結果、
負ける可能性が高い勝負をし続けてしまうことで、
ほとんどの初心者トレーダーは株取引で損をしてしまいます。
一方で、
ある程度投資を知っている中級ぐらいからプロになると、
株式投資では短期的な未来を正確に予測することは不可能で、
統計学に基づいて判断する必要があることを理解しています。
その結果、
銘柄や投資時期などをきちんと分散することでリスクをできるだけ小さくし、
大きな損失を回避しているのです。
○日常生活
自分ならできると思って、作ったことのない料理をレシピを見ずに作ってみます。
友人・知人に料理をふるまってみましたが、
評価は低かったということです。
・ダニング=クルーガー効果の対策としては、
最初の「自分は他人よりすぐれていると思っている」
と自信まんまんになります。
ある程度すると、井の中のかわずだったと自覚する。
ここで挫折してしまう場合もありますが、
そこから学んで成功体験を積んでいくことで、
自信を取り戻していきます。
そして、誇張ではない
「自信に見合った本当の実力」を身につけていきます。
だれでも、
学びたてのころは恥ずかしいエピソードを持っていると思います。
わたしも最初の頃はそんな感じでした。
自信過剰になりすぎずに、
自分を客観的に見られるようにしていきましょう。
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