限定品だとつい買ってしまう 希少性の心理
マスクや消毒薬がなくなってあわてたことは、
記憶にあたらしいと思います。
希少性の心理は、
は正しい判断をにぶらせてしまいます。
ちょっと前は、
マスクやハンドソープが店頭にないと、
価格が高くても買おうとするし、
家にストックがあっても買わなきゃ、
と思ってしまいます。
他にも、
鬼滅の刃の単行本が品薄だったり、
ニンテンドースイッチや
プレイステーション5本体が売ってない、
などです。
希少性の原理に関する実験結果があります。
ステファン・ウォーチェルという社会心理学者が、
瓶の中に入った
クッキーを被験者に食べてもらって、
その味の感想を述べてもらうという実験を行いました。
グループAには人数に対して十分な数のクッキーを、
グループBには人数に対して少々少ない量のクッキーを渡しました。
すると、グループAよりもグループBの方が、
食べたクッキーに対する、
評価が高かったのです。
まったく同じクッキーを食べたにもかかわらずにです。
希少性の心理は、
人間の味覚や五感までもコントロールしてしまっているのです。
この希少性の現象は、
2つの層によって起こっています。
まずはじめに過剰に反応して
「極端な行動をする層」
が現れますが、
その時点で多くの人はまだ落ち着いています。
しかし、
一部の過剰な行動がメディアを通じて知れわたると、
「落ち着いていた層」も
「なくなるかもしれなから買わないと!」
と思って追従してしまいます。
これが本当に必要かどうかに関わらずです。
これには、
2つの理由があります。
1.少ないから重要なものに違いないと判断
2.手に入らないと、自由を失ってしまうことへの反応
得られないと相手よりも不利な状況になってしまう、
という不安な心理から起こっています。
なにか買うときは、
希少性の心理に振り回されていないか注意しましょう。
大きな買い物するときは、
冷静になってほんとに欲しいものなのか、
もう一度、よく考えてから買うようにしたほうがいいと思います
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