投資と心理でいいことがあるように

投資でちょっとしたお金持ちになったので、 こころも豊かになれるような情報をお伝えするブログです。

株価上昇が続く心理は「フレーミング効果」


日本株では、

8日の日経平均株価が、
バブル後最高値を更新しました。

アメリカでは、
バイデン次期大統領の当選が正式に確定などで
ダウ平均株価が最高値を更新しています。

世界的な「コロナ不況」が進んでいるはずですが、
なぜ株価はこんなに好調なのでしょうか。

目に見える大きなところでは、
日本株と連動性の高いアメリカ株の好調があるようです。

世界の中でも、コロナの感染者数が多いアメリカでは、
株価が軒並み史上最高値を更新していて、
それに引っ張られる格好で日本株も上昇してます。

心理学と経済学を組み合わせて
現実的な経済活動について人の心の動きを研究する
行動経済でみていくと、

フレーミング効果
によるところが大きいようです。

フレーミング効果とは、
簡単に言えば、“思い込み”です。

みなさんが特別に根拠もなく
株価は上昇する」と思い込むことが株価の上昇を支える
思い込みによる上昇相場のようです。

株価が上昇している局面では、
このフレーミング効果は、
ポジティブな材料に左右されやすいのです。

たとえば、
コロナウイルスのワクチンに関するニュースで、

1.「新型コロナのワクチン開発には時間がかかる」
というものと、

2.「新型コロナのワクチン開発は進んでいる」

という2通りの報道があれば、
株価が上がる局面では、
多くの人々はポジティブな材料になる、
2のもうすぐワクチンが手に入るだろうという方を
受け入れたいという心理になります。

さらに、
コロナで混乱した金融市場を正常化するために、
世界中の中央銀行がお金の供給量を増やして、
株式市場にも大量の資金が流入してくるとかんがえます。

こういったことが投資家の安心材料となって、
「世界中の政府、金融当局が下支えしているから大丈夫」
「ワクチンはすぐできる」といった、
とても合理的とは言えない思い込みが広がって、
買うから上がる、上がるから買う」という強気な心理や
根拠なき楽観の循環で株価の上昇が起きているようです。

特にアメリカ市場では、
グーグル、アップル、フェイスブック
アマゾン、マイクロソフトなどの
巨大IT企業がコロナの影響で業績をのばしています。

実態経済と乖離した「バブル」ではないかといわれていますが、
市場参加者の『思い込み』が続くあいだは、
株価が上昇し続ける可能性がありそうです。
株の急落はいきなりきますので、
いつも慎重に投資することが大切だと思います。


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