アニメ映画『劇場版
「鬼滅の刃」無限列車編』
が株式市場へ大きく影響をあたえているようです。
最近、
『鬼滅の刃』関連銘柄が大きく上昇しました。
配給している
東宝が年初来高値を更新しました。
宣伝協力を担当した
ウェッジホールディングス、
関連グッズを手がける
ジーンズメイト、
エスケイジャパンなどがストップ高となりました。
これは、
「バンドワゴン効果」という心理現象です。
バンドワゴンとは、
パレードの先頭を行く楽隊車のことです。
日本風にたとえると、
チンドン屋が商店街などを練り歩くと、
よく分からないのに賑やかなお祭りの雰囲気につられて、
思わずついて行ってしまう行動です。
鬼滅の刃銘柄に関心のなかった人も人気になっているからという理由で、
飛びつくという心の働きを
バンドワゴン効果といいます。
株価の値動きだけを見て急いで買う人がいます。
『鬼滅の刃』の記録的ヒットや関連銘柄は、
大人気だからという理由だけで、
あまりよく知らない人もたくさん買っています。
バンドワゴン効果も、
よく知らない人が押し寄せているあいだは続くかもしれませんが、
みんなが買い終えてしまえばそこで効果は終わってしまいます。
今年は、
コロナ感染の影響で景気が下がらないように、
景気対策として、
主要国は相次いで金融緩和を実施しています。
これによって
世界的な資金余剰状態が続いています。
なるべく、短期の上昇より、
大きな波を見なければ、
高値で買ってしまい、
なかなか勝てない相場にまきこまれてしまいます。
そろそろ年末ですので、
慎重に投資をしていきましょう。
