投資と心理でいいことがあるように

投資でちょっとしたお金持ちになったので、 こころも豊かになれるような情報をお伝えするブログです。

投資で資産を増やすことを邪魔するメンタルに注意

積み立てをするなら

毎月分配はどうだろうと

とよく聞かれます。


以前は、

毎月分配型が人気だった時期がありました。

金融庁が「顧客のためになる金融商品なのか

と苦情をいったところ銀行や証券会社が販売を自粛しだして、

あまり売れなくなりました。

 

・毎月分配のデメリット

 

1.投資した元本が取り崩されているときがある

ある月に「特別分配」という分配がある場合は、

運用益ではないため税金が掛かることはありませんが、

元本を取り崩しています。

 

投資した金額をただ返却されている状態に過ぎません。

そのため、長期的に資産を増やしていきたいと考えている場合は、

投資効率が悪くなってしまうというデメリットがあります。

 

2.投資信託の手数料が高い

毎月分配型は複雑なしくみなので、

信託手数料などを含む余計な手数料が多くひかれます。

ですので、

通常の投信より手数料が割り高になっています。

 

・毎月分配にしてしまうメンタル

それでも、

意外と人気があります。

それは、

毎月もらえるのがうれしいという心理です。

 

人の経済行動を心理学の面からも分析する行動経済学では、

こうした合理的ではない行動を

「行動バイアス」

と呼んで、

多くの実験によってその存在を明らかにして、

その行動を分析しています。

 

その一つに、

人は受け取る富が増えても、
その増えたほどに喜びという効用は増えていかない
というバイアスがあります。
20万円受け取った喜びは10万円を受け取った時の2倍にはならないのです。

投資信託協会が公表している資料によると、

毎月分配型の投資信託の残高は2020年4月で18.9兆円と、

2014年末残高42.7兆円からみると6割ほど減少しています。

 

それでも株式投信全体の32%

を占めているのは、
ある意味で避けられない行動バイアスがはたらいているのでしょう。

 

長期で投資を考えている方、

資産を増やしたい方は、

毎月分配の投資信託はとりあえず避けたほうが無難だと思います。


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